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この世でいちばん大切なコト

こんにちは。不屈の卑屈のVoの折笠です。現状報告としてブログを更新致します。

春もいよいよ目前に迫るどころか、すでに片足を突っ込んでる状態で様々な感情が交差する時期だと思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

不屈の卑屈並びに僕の現状としましては、今新曲をかなりの勢いで書き貯めております。ライブ予定も4月以降に色々入ってきますので、それに向けて新しい作品をみなさんと共有できるようにしたいと思います。

最近の微妙に衝撃的だった出来事を話します。先日高校時代から使っていたデスクトップ型のIMACがついに動かなくなってしまいました。そもそも10年近く使っているのでまあ仕方ないのですが、ついこの間まで元気に起動していたのに、電源を入れても起動ディスクを読みこんでくれなくなりました。何度スイッチを押しても白い背景の中でチカチカと起動ディスクのマークが点滅するばかりで、キーボードを叩いても悲鳴のような音しか出さない、ただの白い塊となってしまいました。今は別にラップトップを持っているので仕事に問題はないのですが、残念なのはそのIMACに入っていた数々の不屈の卑屈の昔のデモ音源や相方菅原翔太の音源が聞けなくなってしまったことです。僕ら不屈の卑屈は高校から予備校、大学を経てバンドを形成していったので、その過程で出来たデモやフレーズ集などがそのパソコンには、しこたま入っていたのです。デモ音源はまあ今の楽曲群にフレーズやら何やらが受け継がれているので、まだ我慢できますが、一番残念なのは菅原翔太と共に作った楽曲ではないネタ音源が消えてしまったことです。それは具体的にどんなものだったかと言いますと、7年ほど前の当時、ラジオのポッドキャスト配信が流行り始めた頃で、僕と菅原翔太はそれらを聞くだけでは飽き足らず、お互いにソロでラジオパーソナリティに扮し架空のラジオ番組を作って送りあうという遊びをしていました。僕の作るそれは正直つまらなかったのですが、菅原翔太の作る番組はかなり常軌を逸していて素晴らしい作品ばかりでした。その内容は俳優のえなりかずき氏が、日本が世界に誇る変態としてサンプリングのみでゲストとして登場する回や、Metallica の Blackenedのイントロの再現検証、yahoo知恵袋の質問にひとりで1時間淡々と答え続けていく、などというものでした。それらの名作は今思い出しても腹部に激痛を感じるのですが、その中でも一番印象に残っているのが、タレントの小倉優子氏の楽曲に言及したものでした。小倉優子氏は昔、音楽活動もされており、菅原はその楽曲の素晴らしさを世間はもっと認知するべきだとその自作ラジオで述べていました。特に3枚目のシングル「オンナのコ♡オトコのコ」については絶賛しており、その楽曲の完成度を多角的に分析しておりました。この曲は作詞、作曲、編曲がピチカート・ファイブの小西康陽氏だったりするので、そこも是非皆さんに聞いていただきたいのですが、こんなことを菅原が真剣に解説したあのラジオ音源(主に聞いているのは僕一人)が今はもう聞けなくなってしまったのかと思うと、本当に残念で仕方ありません。

はやく外付けHDDに移せばよかった・・・。

で、なんでこんなことを話すのかと言いますと、季節は春ということで出会いと別れの季節でもあるわけですね。季節の変わり目はとりわけ感情的になったりします。こういう時にいつも考えるのは、何かの期間を設定してその最初と最後をすごく特別に意識するなら、普段のなんてことはない真ん中あたりの日々も同じくらい特別だったんじゃないかということです。

節目というのは人間が都合よく設定してる事柄なので、意識さえすればいつでも節目だと思うのですが、何かきっかけさえあれば、自分にもその周辺にも、いつでも特別な瞬間を感じることは出来たのではないかと思います。というか忘れただけで出来ていたのではないかとも思うのです。別に日常を大切にしろという、強制力のある自己啓発的なヤバい話ではなくて、日常の端々に非日常的な事、一瞬でぶっ飛ぶほど楽しい瞬間を感じるチャンスは、実は常にそこらへんに転がっていたんじゃないかなと最近思います。昨日普通に会えていた人がある日を境に会えなくなるとか、いつも歩いていた道を歩けなくなるとか、当たり前と思っていたことが実はそうではないのだと、極端な事が起こらない限り普段中々意識することはできないです。しかし、思い立ったら吉日というのは確かにあって、少し違う行動をするだけで自分でもビビるくらいの偶然とかが重なり、物事が愉快な方向へ転ぶ時があったりします。(うまくいかない時もありますが、それはそれでセンスの問題です。)

だから節目とかを待つより、「これやっときたいな」ということがあったら思いついた時に試みるのがいいと思います。

いつ何時、古いIMACのように動かなくなるのかわからないですから・・・。

というのが最近思うことなので、言葉とかフレーズを思いついたら書き残したり、なるべくすぐ作業や行動にとりかかったりするようにしています。直感も大事ってことですかね。

後悔と期待が手を振る方へ、なるべく上手い感じで歩いていきたいと思います。

菅原が自作ラジオで絶賛した「オンナのコ♡オトコのコ」の中で、ゆうこりんが、

「この世でいちばん大切なコトはやっぱりタイミングだと思うべな」

と歌っているのですから。

不屈の卑屈 折笠

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