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ボリボリのいのち

「ボリボリ、おまえ。

​からだときおく、どっちもだ。

どっちも探してこい。

あの世でふたつともぜんぶ見つけられたら、

どちらかをおまえに生き返らせてやる。」

夏の日差しの中、ボリボリは事故で死んだ。

魂のみになったボリボリは、生きていた時の記憶がほとんどないまま、自分のからだをあの世に返しにいく。

​しかし、死者が並ぶ返却口の寸前で、ボリボリは自分だけが返すからだを何も持っていないことに気づく。

本来ならば、みんな生きていた時の記憶とからだを持ってあの世の手前まで行くが、

何かの間違いで、ボリボリの記憶とからだはどちらも地獄に散らばってしまったらしい。

ボリボリは自分のかたちを思い出すために、

生まれ変わる前に通るという7つのあの世の景色に、自分の記憶とからだを探す旅に出る。

不屈の卑屈のvo.折笠敬昭による作画・文 書き下ろしの絵本

 

「ボリボリのいのち」

2018年1月20日よりweb上にて更新形式で公開中

 

毎月20日更新毎回(1〜3P)(予定)

各シーンごとに◎(omaru)によるイメージサウンドトラックも同時公開。

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